イオンのコミュニティ社員を辞めたい転職成功者の例

職種

「イオンを辞めたい」

 

 イオン系企業に勤める人の中には労働環境や生活への影響を心配し、転職を考える人もいると思います。

 

 しかしあまりの忙しさや、転勤辞令が急すぎて、結果、満足いく転職の準備が出来ずにそのまま受け入れる事もあると思います。その為、イオンに勤めている人の中には今後転勤辞令が急に来ても、即辞められるよう準備しておきたいと考える人もいると思います。

 

 具体的にイオンを辞めたい場合、どんな準備を日頃からすれば良いのか?ここでは実際にイオンコミュニティを日頃から辞めたいと思っている人がどのように頑張れば納得いく辞め方が出来るのか?その例をのイオンコミュニティに所属する社員のストーリー形式で載せております。

 

 

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イオンを辞めたいと思っている従業員と転職後の話

 

 俺はイオンの野菜売り場を3年間任されている新卒入社の20代男性社員だ。実は今、イオンを辞めたいと思っている。

 

 イオンを就職先として選んだのは、本音を言わせれば就職活動でうまくいかず、でも地元で1番大きい大手と言えばこのイオンだったからだ。

 

 まぁ、地元の生活の支えになるような仕事をしたいって言うのは嘘ではなく、それなりに充実した働き方が出来るのかなと期待していたのだが、実際に働いてみると連日のお客様の対応や上司の対応で辞めたいと思うようになっている。

 

 俺の場合、例えばイオンの利用者の中には昨日テレビで見聞きした専門家の知識で俺の商品知識を試して来る人がいる。

 

 例えばキャベツの場合、キャベジンという成分が含まれており、それの何が良いのか?と各野菜の成分や効用、更に調理方法まで試してくる。一度こんな客に目を付けられるとトコトン言われ続ける為、こんな知識マウントのお客様の対応でうんざりするが、長時間労働を避けられない労働環境にも頭を抱えている。

 

 食品売り場を担当した事がない人向けに俺の仕事について話すが、野菜売り場だけ任されている身とは言え、正直覚える事が多すぎる

 

 毎日入荷される野菜の数量や産地、セールスポイント(旬の食べ物や特定の野菜を使った調理の仕方など)など1週間分の段取りを事前把握しないとさばききれない。更に規格外野菜や運送中に破損した商品等の返品作業もあり、全部頭に入れないと正しい段取りが取れない

 

 そして何よりもこの手の仕事を1人の人間で捌けない為、パートタイムの人達で固めてある現場だと欠員が生じると人手不足に陥りやすい。

 

 特に俺の場合、育児に携わっている人が多い為、直前になって休みの連絡を入れられる事が多い。結果、その穴埋めとして俺が働く事になり、本来なら夕方であがる筈が、いつも20時以降に退社する羽目になる。

 

 とまぁ、俺の愚痴はこの程度にして、では転職すれば必ず改善するのか?と言われるそうではないと言っておこう。

 

 隣の芝生は青く見える、とはよく言ったもので別の会社に移った方がマシ、と思い、転職した同僚達を数多く見てきた。しかし転職後のやり取りを見てみると必ずと言っても幸せになれたかと言われると違う。

 

上司との人間関係でイオンを辞めたい人の転職後日談

 例えばイオンを辞めたい理由として目立つのが転勤以外に上司との関係がある。

 

 転勤が多いイオンの場合、現場の事を知らずに指示する上司が時折いる。俺の転職した同僚もその手の上司の下についてしまい、現場では小学校や中学校が多い関係上、子供の健康面を考慮した食材を求められるのに対し、その上司は前の現場がオフィス街だったせいで日持ちしないワンコイン弁当を売るよう強要し、売上が悪化。

 

 そしてその上司は売上が悪化した原因をその同僚のせいにして、同僚が売り場の改善を訴えているのに

『結果を出してから言え』

 

 と言われ、結果、同僚は転職を決意。

 

 その為、同僚はパワハラのない職場に転職したいと思っていたので転職する際は上からの圧力が大きい縦割り組織ではないフラットな職場に転職した。

 

 これで上手くいくかと思ったが、後日、辞めた同僚から上からのトップダウン形式ではない以上、上司から指示ばかり聞く必要がなく、パワハラに関しては問題がない。しかし仕事に関して責任が以前より高くなり、更に上司ではないが、顧客からの無理難題に答えないといけない為、結果、ここでも人間関係に疲れ、辞める結果になった。

 

 ここでのポイントとしてイオンでは上司からの指示がなければ動けない環境だからと言って、自分の意志で仕事が出来る職場に行けば解決出来るわけではない。事実、イオンの時は上司が責任を取るのに対し、自分の意志で働く以上、全て責任は自分にかかる為、プレッシャーに耐えられるメンタルやクライアントからの無理難題に答えられるポテンシャルがないと難しい。

 

評価内容でイオンを辞めたい人の転職後日談

 ちなみにそのパワハラ紛いな事をしていた上司だが、その後、また同じミスを新しい部下がしている事に気づき、なぜかと考えた結果、ようやく自分の指示が不適切だと気づいた。そして

『部下を複数持っていればアイツ(同僚)のせいにする事はなかった。イオンの人手不足は深刻だ』

 

 と自分の判断ミスをイオンの人手不足が原因と決めつけ、残念ながら辞めた同僚への謝罪やパワハラ改善の傾向はなかった。

 

 イオンを辞めたい理由に上司との人間関係があるが、一方でそんな上司が上になってしまう人事制度に不満を持ち、辞めていく人も結構いる。

 

 俺の別の同僚の場合だが、現場に対しての知識がなく、完全に俺の同僚に仕事を丸投げしていた上司だ。

 

 なぜこんな上司が人の上に立っているのか?その理由としてイオンの評価制度の場合、現場で如何に成果を上げたか?ではなく、如何に売上を上げたのか?業務の売上数値によって判断される

 

 要は現場の事を全く知らなくても部下に仕事を丸投げして数値が良くなればその上司の指導の賜物と判断されてしまう。

 

 だから俺の同僚の場合、上司から仕事を押し付けられ、昇進のかかった試験勉強の時間を設けられず、逆にその上司が受かるという悪循環が起こる。おまけにその上司が現場に対して真剣にやらないのは

『どうせまた転勤するんだからそつなくこなす程度で良いよね?』

 

 と、その場限りの対応で終わらせる考えが芽生えてしまっている。

 

 イオンでは年に3回転勤する人がいるほど転勤が頻発している。結果、現場への理解を深める必要性が低くなり、酷い場合、自分の評価が下がらないよう無理やり従業員のタイムカードを切らせたり、ジタハラしたりするなど強行策に出る人もいる。

 

 また俺の同僚の場合、その上司が転勤した瞬間、その上司の圧力によって辞めるに辞められなかった人達が続々と辞めるようになり、その後、上から『お前が現場責任者になった途端、退職者が続出した。一体どういう指導をしているんだ!』と指摘され、悪質な上司の下につくと、その後の後処理までその同僚が払う事になる

 

 だからその俺の同僚の場合、数字で管理するのではなく、現場を正しく見て判断してくれる企業に転職したいと思うようになり、その手の企業を探して転職した。

 

 その人の場合、どのように転職先を決めたのか?というと面接官との話で決めたようだ。例えば、

『社員を数字だけで管理している典型な企業だね。弊社では現場の社員が必要な改善をしていると判断出来るよう評価は現場監督官と部下の両方意見を聞いて判断している』

 

 と360度評価を実施している企業や

『弊社はBtoBビジネスなので、顧客からの意見も踏まえて評価しております』

 

 と、イオンはBtoCでお客さんの意見は収集しづらいが、専属だと聞き取りするクライアントは少人数である為、実際に現場で頑張っている社員の意見が反映されやすい。

 

 その為、その同僚はその手の企業に転職したわけだが、ではその同僚は納得いく評価を受けているか?と言われるとそうではない。

 

 なぜならば確かに数字では判断されていないが、評価の仕方が上司、部下、顧客からの主観が入るようになったせいで、例えば改善点を見つけて、上司に提案しても、

『そんな時間とお金どこにあるの?ちゃんと考えてから言って』

 

 

 と言われてしまい、仮にクライアントに提案して承諾を得ても

『○○君、私の言う事を全然聞いてくれない』

 と、上司から保守的な考え方のせいで全部自分の采配に問題があるとされる。

 

 このように数字で管理しない職場であっても人の主観が入り、意見や価値観が合わないと対立する形になる。

 

 おまけに評価を下す人間が未熟だと正しい評価を下せない事がある。

 

 例えばその同僚の部下の場合、

『○○さんの指示って矛盾してばかりです』

 と、部下は全体像が見えていない関係で、上司からの保守的な考え方が原因で指示が矛盾しているにもかかわらず、自分の指示にのみ問題があるとしか見てくれないケースがある。

 

『○○さん、我々の要望に全然応えてくれない』

 そして肝心のクライアントは俺が直接窓口になって聞いている関係上、現場の人達が牽引出来ない、俺のマネジメント能力に問題があるかのように言ってくる。

 

 このように周囲から全部同僚の仕事の仕方に問題があると言われるようになり、結局、納得いかない評価を貰い、その同僚は辞める事になった。

 

 ここで重要なのはいくら数字だけで判断しない職場に転職しても、人の主観が入ってくる関係上、正しく判断してくれないリスクがある。事実、この手の評価制度で正しい評価を得る為には周囲に対する根回しが必要で、人間同士の駆け引きが上手くないとやっていけない部分がある。それ故、正しい評価を得たいのであれば、転職後、実際に評価を下す人と仲良くなったり、また数字以外で評価される要素があるかもどうかを転職の際に確認した方が良いだろう。

 

育児を両立出来ずイオンを辞めたい人の転職後日談

 ただやっぱりイオンを辞めていく一番の理由は転勤で、そしてこれは俺のケースだが育児と仕事の両立が難しくて辞めた身だ。

 

 イオンは転勤によって昇給の有無が決定する為、断れば当然、家族を養うのが難しくなってくる。俺の場合、家族持ちだったが、途中から単身赴任にして子供と離れ離れの生活を送る。

 

 最初は休みの日に会えば良いと思っていたが、イオンの場合、土日が稼ぎ時である為、平日が休みになり、俺は子供と遊べる時間を作れない。

 

 ただ単身赴任していなくても、人手不足で深刻な現場である為、転勤前から子供が起きる前の早朝に出勤し、子供が寝付いてから帰宅するという長時間労働のせいで家族とのすれ違いが起こっていた。

 

 イオンの求人には育児制度充実と書かれていたが、金銭的な援助はあっても時間的な拘束への配慮はない。

 

 これが原因で俺が転職を決意したのは、ある日、運よく子供が寝る前に帰宅する『この人誰?』と自分の子供から言われたのがきっかけだ。

 

 おまけに長時間労働で顔が暗くなっているのだろうが、小さい子供からすると俺の顔は怖く、自分の子供なのに親の顔も覚えてなく、更に怖がられるのか!!とショックを受け、子供との今後の触れ合い方を見直す為、転職を決めた。

 

 当初は転職先として育児制度が金銭面なサポートではなく、時間的配慮もされている企業はないかと探してみたのだが、そんな実績を積んでいない人の為にわざわざ育児の為に休みを推奨する会社なんてない。

 

 転職活動をして分かったのだが、どの企業も育児を支援するケースとして金銭的なサポート、ならびに保育園などの託児所完備しているなど物理的な支援はあっても時間的拘束に関しての配慮が少ない。

 

 またその対象としているのはひとり親世代の女性向けの人達に実施している事が多く、どうも社長自身が女性の育児に力を入れていない社会に違和感を感じて、自分の会社は女性支援の会社にしようと、考えているパターンから来ている事が目立つ。んでなぜか男性支援の思想を持つ人は少なく、つまり男の俺が入り込める余地は正直見えない

 

 だからオンラインやテレワークであれば子供と離れ離れな働き方はしないだろう、と未経験歓迎のIT企業に応募してみようと思ったのだが、面接で話を聞いてみると、

確かに自宅から仕事が出来る働き方になっているけど、IT業界の場合、オンプレミスと言って、我が社を抱えているデータを外部から接続出来ないようにしている関係上、時折出社しないといけないけど大丈夫?

 

 と言われる。

 

 コロナの影響でテレワークが実施されるようになり、場所問わず働ける社会になりつつある。しかし一方でテレワークによる情報漏洩の危険性が高くなっている為、IT業界の場合、情報管理の徹底により特定の場所じゃないと働けない環境も用意していて、大手の場合、なおさら顧客情報を守る為、やらないといけない。

 

 正直、転勤のない会社を探しているが、どの企業も売上規模をあげる為に全国展開が必要となり、転勤は必須となっている。

 

 その為、自分だけ働く場所を指定して決める事は地域密着型など、特定の場所に限定したビジネスを行っている企業が対象になるのだが、その企業の面接に行くと

その場合、君がこの地域に外部の企業が参入出来ないようにする為に、色々と卓越した手腕を振るわないといけないんだけど、何かこの地域の為に頑張れるスキル持っている?

 

 と他社を寄せ付けない何かをアピールしないといけない。

 

 結局、子供と離れ離れになりたくないという理由で転職する場合、転勤のない企業への転職というのは無い物ねだりの転職をしている言わざる得ず、まぁ、失敗しやすいわけだ。

 

 転勤のない企業に転職したい場合、全国展開をしていない企業への転職が必要になってくる。その場合、売上を上げるよりも、地元密着型ビジネスを展開して、他社を寄せ付けない手腕が求められる為、面接ではその手の手腕をアピールしないといけない。これによりただ個人的な育児の都合で転職するだけであれば向こうが欲しがる志望動機にはならない為、アプローチの仕方に工夫しないといけない

 

イオンを辞めたい場合の転職先の見つけ方とは?

 以上のようにイオンを辞めたいと思っていても転職で問題解決出来るか?と言われると一概にそうとは言えないし、イオンで体感した問題以外の問題にあたる可能性がある。

 

 更に言えばイオンを辞めたいという理由で転職活動を始めた場合、高い確率で

『ではどうして我が社に転職したいのですか?』

 

 と志望動機を聞かれる。

 

 イオンを辞めたいというのは個人的な動機である為、採用する側からすれば『ここで働く強い目的が欲しい』と考えるのが普通である為、何処でも良い雰囲気が出ていると転職は成功しづらい。

 

 だから転職で成功したいのであれば、辞めたい理由ではなく

『イオンで培った経験が御社の方では更に活かせるのではと思い、志望しました』

 

 という言い方をした方が良い。

 

 というのも育児と仕事との両立は会社にとって負担になる為、それなりに優遇される結果を出してこそ許される行為と言える。

 

 事実、同僚達は2回目の転職を行い、転勤への配慮や育成対する理解を得る為には営業などで結果を出してからだった、と言っている。

 

 だから転職で志望先を選定する上ではイオンで培った何かを活かして転職先で成果を上げるよう目指した方が良い。

 

イオンを辞めたい場合、日頃からやるべき準備とは?

 

 このようにアピールの仕方に関してはイオンで培ったスキルを全面的に押し出していけば良いが、問題は転職先が本当に自分に合っている会社なのか?それを見極める事も重要だ。

 

 例えば転職活動においては求人票には高めの給料を書いておきながら、2年目になると一気に下げてくるという求人詐欺と言われる書き方をしている所もある。

 

 他にも育児支援制度充実を書いておきながら、肝心の制度を受ける為には上司の許可が必要で、育児に理解がない上司であれば当然制度の恩恵を受けられない

 

 それ故、志望先の企業が本当に良い企業なのかを見分ける必要もある

 

 その1つの判断材料として転職会議のような口コミサイトを利用して実際に働いた人の意見を踏まえながら転職先を決めるべきだと思っている。

 

 例えば俺の場合、地元で一番の大手だから福利厚生が充実しているだろう、と憶測でイオンに就職したが、イオンの口コミサイトを見てみると

『人手不足が原因で一人当たりの負担が大きい』

『サービス残業が多く、改善されない労働環境』

『転勤が多く、家族と離れ離れになりやすい』

 

 など、俺がイオンに勤めている際に感じた事を大勢の人が書いているのが分かり、これを就職前に知っていれば別の企業への検討も考える事が出来ただろう。

 

 このように転職したい、辞めたいと思っているのであれば、日頃から自分が働いてみたいと思える企業を探してみるのも良いかもしれない。

 

 また口コミサイトのもう1つのメリットとして、口コミサイトの評判が良ければ

『御社の口コミサイトの評価が良かったので、転職先として決めました』

 

 と、イオンを辞めたい場合、志望動機を作るのが大変だが、この手の口コミサイトの評判を使って、評判が良かったので志望した、と志望動機として使うのも良い

 

 その為、転職先がまだ決まっていないのであれば、口コミサイトなどを見て、自分が働いてみたい企業を日頃から探すのも1つの手と言えるだろう。

 

 

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