SESを辞めたい転職成功者の例

職種

『スキル不足で辛い。SESを辞めたい』

『新卒でSESに就職した20代エンジニアだけど1年で辞めたい』

『SESなのにヘルプデスクに配属。きつい。辞めたい』

 

 SES業界で働いているエンジニアの中にはスキル不足で辞めたいと思っている人や、案件ガチャでハズレ案件炎上プロジェクトばかり放り込まれるなど、苦労している人がいると思われます。

 

 SESの中には『未経験でもエンジニアとして働ける』という謳い文句で志望し、新卒就活生として今の会社に入ったが、使い捨て前提のSES企業だと分かり、SESを辞めたいと思っているがスキル不足が原因で辞められない、または辞められたとしても、どのように今後自分のキャリアを見出せば良いのか分からず転職出来ない人もいると思われます。

 

 しかし世の中には実際にSESを辞めたいと思っていて、辞めてよかった、と納得いくキャリアを築きあげられる人もいます。

 

 その人は具体的にどうやって転職で成功したのか?ここでは、実際に、SESを辞めたいと思っている30代のエンジニアの視点で、SESを辞めたい場合のノウハウを説明しております。

 

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SESを辞めたい場合の課題とは?

 

『客先常駐エンジニアを辞めたい』

 

 俺は客先常駐エンジニアとして7年間働いているSEだが今の会社を辞めたいと思っている。

 

 と言うのも俺が新卒で客先常駐エンジニアとして働いて以降、案件ガチャでハズレまくり、関連性のない業務ばかりアサインされてデータ入力やドキュメント作成ばかりやらされスキルが身に着いていないからだ。

 

 おまけに業界知識に関しても同様で、俺の会社は短期間での案件の切り替えも多く、例えばプロジェクトが途中なのに、急に別の案件に携わるように依頼され断れず、折角今の常駐先で業界知識を深めても中途半端で終わってしまう

 

 だから当初、俺は新卒で入ったこのSES企業を辞めようと思っていたのだが、面接で

なぜスキルが身に着かないの?

 

 とスキル不足の原因について聞かれる。

 

 俺の場合、会社の営業がエンジニアのスキルを把握していないせいで的外れな案件ばかり紹介される事を述べた。

 

 実際、俺の会社では営業担当がIT未経験者でJavaやJavaScriptの違いを理解出来ず、サーバーサイドではなく、フロント側の案件を紹介してくる事が良くある。

 

 おまけにWEBアプリケーションの開発に長けていると営業が知っていても案件終了時にたまたま空いていて『紹介出来るのがネットワーク系だけだから、これで行こう!』と言ってきて、全く異なる分野に常駐させられる事もあった。

 

 このように営業が俺の要望に沿って案件を紹介してくれない事を面接で説明したが、

『ではなぜ弊社だと希望の案件を紹介してくれると思ったの?』

 

 と聞かれてしまい『弊社でもエンジニアのニーズに答えるよう頑張っているが100%ではない。希望に添えない案件しか紹介されない場合、君はどうするの?』など言われてしまう。

 

 上記のように辞めたい理由をばかり述べると否定的で、責任転嫁の印象を与えてしまう。

 

 だから想定外の出来事が起こっても俺自身、どうやって対処すれば良いのか思いつかず、結局、面接で答える事は出来なかった。

 

 おまけにスキル不足が原因で俺を採用したいと思える要素がない

 

 恥ずかしながら今までテスター業務ばかりやってきた為、どのようなキャリアプランを練れば良いのかSESとして働いていく将来像を描く事が出来ない為、面接では逃げの転職と思われ、結局、転職で失敗続きになっている。

 

 これにより俺は今の会社を辞めたいのに辞める事が出来ず、30代になっても今の会社で働き続ける事になっている。そして俺は今、何が何でも転職で成功しないといけない状態になっている。

 

 30代になって以降、会社からは炎上案件ばかりアサインされるようになった。

 

 30代はまだ若い方だが、長時間労働や職場の理不尽な仕様変更、そしてレビュー地獄などに遭うと否が応でも体調不良が起こる。俺の場合、睡眠障害にでもなったのか疲れているのに眠れず、業務中の倦怠感から抜け出せないせいで重大なミスをしてしまい、この案件を去る事になった。

 

 これは会社を辞める中の良い営業マンから聞いたのだが、俺の会社では30代以降になると炎上プロジェクトばかりアサインさせて、体調不良を起こさせて辞めさせる事をしているらしい。

 

 SESの中には誰もやりたがらない炎上プロジェクトにわざと自社SEを常駐させて、客先常駐エンジニアにミスを起こさせたり、またうつ病など精神的に追い詰めたりなど使い捨て前提のSESがある。

 

 要は新卒で『未経験でも可』とIT未経験者を大量に新卒採用し、そして人件費が高くなる30代になってから無理難題を押し付けて辞めさせるなど、コストが高くなったら捨てる経営をしているSESがあるようだ。

 

 実際、営業部門では炎上プロジェクトに配属させて不安障害が起きたと知らせがあった際、営業がガッツポーズを取っていたと聞いたので、俺もいずれ使い捨てにされると怖くなり、本気で今のSESを辞めたいと思うようになった。

 

SESを辞めたい場合、どうすれば良いのか?

 

 このようにSESを辞めたい場合、スキル不足や将来に向けてキャリアプランなどを練らないと良い企業に転職出来ず、更に使い捨てにされるリスクがある。

 

 だから俺の場合、直ぐキャリアアップを目指せるようコーチングサービスを利用する事にした。

 

SESを辞める為、転職エージェントを使ってみたが・・・

 このコーチングサービスは転職エージェントとは違い、転職で必要とされる自己分析や業界分析など俺の課題の1つであるキャリアアップのやり方を教えてくれる。

 

 転職エージェントの場合、案件は紹介されるが、主に

  • 貼り出されている求人票の募集が継続中か確認してくれる
  • 面接前に採用側がどんな人材に興味があるのか調べて教えてくれる
  • 不採用になった場合、なぜ不採用になったか教えてくれる

 

 上記3つなので、自己分析や業界分析などは一言程度説明してくれるが、転職で有利になる情報を渡すのは禁止されている。

 

 どうも転職エージェントは企業側から報酬を受け取る関係上『○○エージェントがこういえば受かると言っていた』などと知られると『こちらの機密情報を伝えた』『公平性に欠ける』など報酬欲しさに企業側が不利になる情報を提示していると疑われ、今後このエージェントを利用するのを控える問題を抱えている。

 

 その為、エージェントは応募者が有利になる情報は上記3つのみで根本的な自分のアピール内容に関しては教えてくれず、結局、スキル不足の部分をアピール内容を練る事が出来ず、エージェントを使っても改善されない

 

 だからスキル不足のカバーの仕方やキャリアプランを練り方など考えたいのであれば、エージェントよりコーチングサービスが良く、実際、俺の場合、スキル不足でも俺の年収より上の会社に転職した成功例を教えてくれた。

 

スキル不足でSESを辞められない場合のアピールの仕方

 

 一例としてスキル不足なのに上の会社に転職する方法として、今まで常駐先で見てきたベテラン社員達がどんな事をしていたのか?それを述べた方が良いと説明してくれた。

 

 30代まで保守運用ばかりやらされてきたとは言え、その現場で学べた事はある。とコーチングの人は指摘してくれて、そのベテラン社員を見る事で以降、同じ現場で働く事になったベテランの人からノウハウを盗み取る事が出来ます、と言えた方が良いと教えてくれた。

 

 その為、30代でも成長出来るIT企業に転職する為、今までの常駐した現場で活躍していた先輩達はどんな事をしていたのか?思い出す作業をする事になった。

 

 要は経験がなくても、実際に開発業務を行う場合、どのように行えば良いのか面接で説明出来れば戦力として使えると判断してくれて、転職しやすくなる。

 

 更にコーチングの知っていた成功例として、俺のような保守運用ばかりやっていた人でもどの企業からも高い評価を得る為、フルスタックエンジニアを目指して成功した例があった為、俺もそれを目指す事になった。

 

 保守運用ばかりやっていた俺が『フルスタックエンジニアになれそう』と面接官に思わせるなんて出来るのか?と思っていた。

 

 しかし俺の常駐先がWEBアプリケーションの開発中心で、その際に起きたトラブルを課題として現場がまとめているとコーチングの人に話した結果、その内容を基にプロジェクト進行の障害対応ノウハウを知っていると言えば良いとアドバイスをくれた。

 

 フルスタックエンジニアとしてのスキルも重要だが、どちらかと言えば、炎上プロジェクトを乗り越える為、どんな課題があり、それをどのように解決したのか?ベテランのノウハウを心得ている点も評価される。その為、大変な現場でもベテラン社員のノウハウを盗み取る事が出来る為、上の会社を目指す為、その人達の行動を思い出す話になった。

 

 事実、課題以外にも、上流工程の要件定義や詳細設計の作り方や、バージョン管理、そしてCI/CD、アジャイル開発手法も心得ておく必要がある為、スキルが無くても、先輩達から何を学びとったのか?面接で話せるだけの量を心得られるとアドバイスを貰った。

 

SESを辞めたい場合の転職先の決め方

 

 このように自己分析を行い、自分が上のSES企業に転職する為に必要なノウハウを色々と掘り起こしてくれる。ただ自己分析が出来ても、今度は業界分析、つまりどの企業に転職すれば良いのか決めないといけない課題がある。

 

 特に新卒の就職活動を思い出してみると、当時『高収入で未経験でも可』と書かれていたので、それにつられて入ってしまった。だからこの転職では当然、甘い誘い文句があるだろうし、またブラックSES企業に転職しない為にはどうするべきかコーチングの人に相談した。

 

 結果、求人票の内容は一度掲載すれば、1年間継続して掲載出来る為、鵜呑みにしてはいけないと言う事と、実際に優良企業かどうか判断する為には、面接で実際に確認した方が良いとアドバイスをくれた。

 

 実際、社員を大切にするSES企業と言うのは、以下のような事をしている。

1,スキルアップをサポートする制度が整っている。

 成長させるSES企業は、エンジニアがスキルアップ出来るように研修やセミナーに参加出来る機会を提供し、社内での勉強会や技術交流会を開催している。だから面接で資格取得や外部研修に対する補助制度がどんなモノか確認し、エンジニアが自主的にスキルを向上させる環境が整っているか質問した方が良い。

 

2,適切なプロジェクトマネジメントと人材育成に重きを置いている。 

 良いSES企業では、プロジェクトマネジメントが適切に行われており、エンジニアが働きやすい環境が整っている。その為、面接ではメンター制度やOJT(On the Job Training)がどのように導入され、そしてどのように経験豊富な先輩エンジニアから学べるのか?確認した方が良い。

 

3,エンジニアのキャリアパスを重視している。

 エンジニアが成長出来るSES企業では、個々のエンジニアのキャリアパスを重視し、将来的な目標や希望に沿ったプロジェクトへのアサインやキャリア支援を行っている。その為、定期的な面談やフィードバックをしており、エンジニアのスキルや適性に応じた適切なアドバイスやサポートとしてどんな事をしているのか?面接で確認した方が良いとコーチングサービスよりアドバイスを貰った。

 

 もちろん、これで完璧とは言えないが、他の方法として、実際にその企業で働いた事のある人達の口コミが書かれた転職口コミサイトを利用してみるのも良い。

 

 この口コミサイトと言うのは、実際にその企業で働いた事のある人達の感想が書かれた口コミサイトで社内の内部事情を知る事が出来る転職サイトだ。

 

 実際、面接前に調べてみると面接で嘘をついてるかどうか直ぐ分かるし、試しに俺の会社の口コミを見てみたら

『研修が市販本1冊渡される程度で2週間後にいきなり常駐させられた』

『スキルアップ支援制度は一応あるのだが、JavaやPythonだけなどありきたりなスキルしか報奨金は出してくれないし、おまけに受験料より安い』

 

 など書かれており、全く本当の事だったので、自分がブラックSES企業に再度転職しないようにする為にも転職会議のような口コミサイトを利用しておくのも1つの手だろう。

 

SESを1ヶ月で辞めたい場合の転職方法とは?

 

 ちなみに俺はSESを辞めたいと思ってから1ヶ月で年収400万のSES企業から内定を貰い、年収200万円代だった俺からするとキャリアアップ転職に成功したと言える。

 

 というのも俺の場合、炎上プロジェクトに放り込まれたので、うつ病を発症し、休業申請をして1か月間の休みの間、転職活動をして成功した。

 

 1か月間の休業申請なんて簡単に取れるのか?と思ったが、現場で働いている環境が仕様変更が多い、ヒアリングを無視した開発が目立ち、ドキュメント不足で作業が停滞、タスク管理が出来てなく、同じタスクを別の人達が重複して行っていたなど、SESエンジニアの立場からするとどうしようもない問題を挙げ、更に俺の場合、睡眠障害が出ていた為、うつ病の診断が出て、休業の許可が出た。

 

 俺のSES企業の場合、休業明けにまた体調不良が起きれば『君はこの仕事に向いていないかもしれないね』と退職勧奨をすると聞いていた。だから休業申請は会社からすると辞めさせる口実になる為、ありがたかったのかもしれない。

 

 その為、このようなブラックSESを辞めたい場合、1つのコツとして辞めたい理由を明確にした方が良い。

 

 というのも今のように辞めたい理由を明確にしてもキャリアアップの仕方は個人によって異なるし、自分でも分かっていない事が多い。

 

 俺の場合、辞めたい理由は当然、社員を使い捨てにするようなSES企業を辞めたいのも1つの理由だが、面接では『どんな風に働きたいのか?』という質問にも答えないといけない為、自分が望む働き方もアピール出来ないといけない。

 

 そして俺の場合、常に低品質な仕事をしていた為、上流工程の仕事について詳しく知らない。だから今まで炎上プロジェクトを支えてきたエンジニアのようにスキルアップする為にはどうするべきなのか?視野を広げたいと言う動機が辞めたい理由と目指す理由に繋がる為、そこからフルスタックエンジニアを目標に頑張る話になった。

 

 上記のように辞めたい理由を明確にする事で、自分になりたいもの、上に行く為にどんなステップを踏むべきなのか?実際にコーチングでは成功した人のノウハウを教えてくれる為、分かりやすい。

 

 別の例としてこれは年収400万円代のSESエンジニアの例だが、自動化エンジニアとして頑張ってきたが、自動化エンジニアの場合、一度開発すると自動化すべき対象が無くなる為、お払い箱になるジンクスがあり、自動化エンジニアの幅を広げる方法はないかとその客先常駐エンジニアは考えていたようだ。

 

 その為、自動化エンジニアとしてキャリアアップする為に、開発したシステムの自動化だけでなく、テストや脆弱性などの問題を発見出来るQAエンジニアを目指してみてはどうか?という話になり、自動化でテスト業務の工数削減の提案だけでなく、脆弱性解消によるセキュリティの高いシステム開発も手掛けられるように頑張り、年収は600~800万に届いたらしい。

 

 このように1ヶ月でSESを辞めたいのであれば、実際にSESを辞めて栄転した成功例を知った方が手っ取り早い。

 

 ただこのコーチングサービスは実は費用が高く、俺の場合、20万もした。

 

 しかしその分、年収200万から年収400万にアップするなど支払った報酬以上の成果が出る提案をしてくれるし、場合によっては転職前提の相談ではなく、子育てと仕事との両立の仕方について相談してくれる。

 

 実際、育児と仕事との両立に困っている人がいたらしいのだが、区役所で育児支援制度を申請すれば金銭的な面では助かる話を貰い、初回無料相談だけで問題が解決した例もある。

 

 このように人の希望に応じて相談内容を決める為、場合によって希望する内容の難しさから無料相談時に断られるパターンもある。ただSESを辞めたいと思っているのであれば、転職だけでなく、どのようにスキルアップや副業などをすれば良いのか?無料相談で確認し、キャリアを決めるのも良いかもしれない。

 

 

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