『休職中に辞めたいのだがどうやれば良い?』
『やっと得た休み。転職したい!』
『休職中に退職する為にはどんな準備が必要?』
など休職をきっかけに失業保険や会社にある荷物をどうやって取りに行けば良いのかなど、辞める為の準備をしたい人もいると思います。
しかし世の中には休職を機に辞めようと思っても次の転職先を確保する事が出来ずにそのまま再就職出来ず苦労する人がいます。
その為、休職中に辞める上では如何に休職中に転職を成功させれば良いのかそのノウハウが求められます。
具体的にどうやれば良いのか?ここでは実際に休職を機に転職活動を始めた女性エンジニアの視点でそのやり方について説明したいと思います。
休職中に辞めたい場合に起こりうる問題について
私は今、休職初日目を迎えたばかり女性SE。最近納期に間に合わせる為に連日働き詰めでついに体が壊れ、休職を余儀なくされた。
前々から会社を辞めたいと思っていたのだが、あまりの多忙で転職活動をする事が出来ず、この休職が久しぶりの連休と言える。つまりこの休職期間こそ別会社に移る絶好のチャンスなのだ。
ただ実は私は前回の転職活動で失敗している。
というのも転職理由が『今の会社で働いているといつか体が壊れる』と特に志望先で何かをやりたいという訳ではなかった為
『この人は逃げでウチを志望してきたのかな?』
と、思われて志望動機や業界分析せずに転職活動をしていた為、調査不足で不採用になっていた。
だからこの休職中に是が非でも転職で成功したいのだが勇み足過ぎると不採用になり、そして呑気にやっていると休職期間が終わってしまう。その為、スピード重視の転職活動をしないといけないのだが、正直どうすれば良いのか分からない。
ただ最終的に多忙な仕事を無事に辞め、新しい転職先でマイペースに仕事が出来るようになった為、ここではどうやって休職中に転職で、特に自分の求める転職先を見つけ、アピール内容を練れば良いのか?その方法について紹介してみたいと思います。
休職中に辞めたいのであれば辞める理由を明確にする
私の場合、休職期間は1週間だが、調べたところによると転職の平均期間は1カ月半と言われている。つまり休職期間中に転職し、無事辞める事は出来ないってわけだ。
その為、この休職期間は休職明けでも転職出来る様にする為にはどうするべきなのか?
色々と試してみた結果、転職で成功する為には辞めたい理由を明確にする事が一番の近道だと思っている。
というのも転職活動で面接で聞かれた質問として
『休職したのだから休職明けは無理しない程度の仕事の割り当てに変わるんじゃないの?』
と、体を壊して休職をしたのだが、会社の方から無理のない仕事の割り当てをしてくれるのではないか?と考える面接官がいる。だから面接では『それはない』と言える根拠を示さないといけない。
私がやった方法としては『以前、私のように長時間労働で倒れた人がいたのですが』
『え?○○さん、倒れたの?じゃあ、この仕事の代わり見つけないと』
と、○○さんの心配より仕事の納期に間に合わない事を上司が口走っていた為、体を壊した社員への配慮が感じられない職場だと言えた。事実、○○さんへの対応は別の人に任せて、上司は新しい人を探す事をしました。
だから面接では休職後に業務が緩和されない可能性として前例があり、なのに改善されていなかった話をした方が良いでしょう。
その為、休職している間に辞めた方が良い理由として
など、休職しないと休めない話をした方が良いでしょう。
事実、私自身、
『1日休んでもスケジュール通り出来たんだから、今後は1日減らしてスケジュール組んでもいいよね』
と、少しでも早く終わると次からは更に短い時間でやるよう言いくるめられるし、
『今月のノルマ後100件だよ。間に合わないなんて言い訳だからね』
と、日頃から納期まで終わらそうなノルマを課せられ、終わらなければ自腹を切られ、ノルマを達成出来たら、次回から更に多いノルマ目標を課せられると上限がない対応をされてしまう。
この話を面接ですると上限なしの仕事を課せられる環境である為、業務コントロールが出来ている企業に転職したい、と1つの転職理由になってくる。
その為、業務コントロールが出来ず、無理難題を課せられる現場という印象を面接で伝えた方が休職中に辞めた方が良い理由になり、志望意欲が伝わりやすくなる。
他にも休職中に辞めた方が良い現場の例として
『納期まであと1か月切っているのにクライアントから返事がまだない。こりゃあ、例年通りに残り時間で一気に巻き上げる事になるから覚悟しておくように』
職場環境の問題だけでなく、クライアントからの対応で過剰労働になっている企業もある。
『○○さん。辞めちゃった。新しい人雇ったけど、この辺分からないから教えといてね』
と新人教育を押し付けられたり
『あの新しい新人、全然戦力にならないから、代わりに仕事やっておいて』
と、他人の仕事を押し付けられたりするパターンもあれば、通常業務以外にも過剰な業務を普通に割り当てられてしまう職場だと面接官に伝わる。
これの何を意識すべきかというと、上記のように辞めたい理由について割り出しておくと
など志望先を絞り込む上で必要な特徴を割り出す事が出来る。
要は辞めたい理由を明確にして、その特徴に当てはまらない企業に転職したい、という言い方が出来れば真っ当な志望動機が出来上がる。
それ故、辞めたい理由を明確にしてから、次はどのようにその良い特徴を持った企業を見つけだせば良いのか?その方法について説明してみたい。
休職中に辞めたい場合の転職先の選び方
上記のように志望動機の作成は意外と時間がかかる為、辞めたい理由を明確にする事で、退職理由と志望先の選定をスムーズに出来るようにした方が良い。
ただ次に問題なのは
『ではどうやって過剰労働にならない転職先を見つければ良いのか?』
転職の難点は実際にその企業で働かないと分からないという転職先の選定が事実上運試しになっている点にある。
その結果、給料や福利厚生が良いと思い、転職してみたら、実は全くデタラメだったというケースが良くある。更に面接時『なぜ弊社を選んだのか?』という志望動機に答えた結果、全く転職先のニーズに答えられていないケースもある為、転職先の内部事情を視野に入れた情報収集が転職活動では求められる。
そんな求人票で調べらない情報をどうやって調べ上げれば良いのか?ここでは私がオススメする方法として口コミサイトを使ってみると良い。
口コミサイトとは実際にその企業で働いた社員の口コミが中心に載っている転職サイトであり、転職者は志望先の労働環境を把握する為にも、その口コミを見ながらブラック企業に転職しないようようにしている人がいる。
では具体的にどんな事が書かれているのか?私の場合、以下の口コミを見て私と同じと思える企業への転職を防げた。
SE5年目なのですが、クライアントがnon-ITの方なのでシステム概要について説明しても理解してくれないことが多く、実装不可能な要求ばかりしてきます。
その原因としてクライアントへの質問は上司を通じて行われる為、上司が正しく理解出来ない、または上司自身が『もっと良い方法ないの?』と仕様変更してきます。結果、うまく伝わらず、無茶なスケジュールで実施される事が多いです。
長時間労働、ならびに休日出勤も多く、転職しようと考えております。
と上司ガチャに外れたという点もあるが、何よりも現場とクライアントとの距離が遠いのも無理難題な仕事を行わないといけない原因になっている。
一方で口コミサイトには入社理由の項目があり、その内容を見てみると
もともとスケジュールは上司が勝手に組んで決める方式だったのですが、今の会社になってから、業務内容を聞いてから自分で見積もりを立てるスタイルに変わった為、前職のように無理なスケジュールで、仕事をする事はなくなりました。
結果、勉強時間の確保も出来、スキルアップと並行して効率的に仕事が出来るようになりました。
など自分でスケジュールを決められる会社である為、私のようにクライアントや上司の都合で休職した人からすれば1つの望む転職先と言えるでしょう。
このように辞めたい理由と対照的な入社理由を見つけると
『御社の口コミを見て、自分で見積もりを立てて働けるのではないかと思い、志望しました』
と言える。
口コミサイトには以下のように『年収・評価~面接・選考』の体験談が書かれていたり、各企業ごとの口コミを見る事が出来る。
だから私のように”ただ辞めたい”のであれば、なぜ辞めたいのか明確にし、その辞めたい特徴を持たない企業を見つけて、志望動機を決めるのも1つの手だと言える。
今回、私は過労で休職する事になったが、ブラックと言われる要素として私の知らないような問題点も口コミで確認出来る。例えば
年収400万で転職出来ると求人票に書かれていたのですが、実際に転職してみると年功序列制度の関係で勤労年数が短い私は年収200万からスタートと聞きました。正直、大手だったので信頼していたのですが、経験の浅い人には冷遇される企業だと思ったので転職活動をしています。
男性の育休に関して理解の無い職場であり、福利厚生では『育休制度有』と書かれていたのですが、制度利用には上司の許可が必要と入社後に分かりました。その為、家事育児を妻に押し付けている状態なので、私のような薄給では養えないの転職を考えております。
事業拡大に伴い、中間管理職の人数が足りてなく、現場には新人であるにもかかわらず一人で常駐させる話が頻発しております。その為、現在、情報共有が出来てなくクレームが来てから問題が発覚する状態になっている為、常に炎上案件を行わないといけない状態が増えています。
など給料の問題や福利厚生、ならびに特殊な事情について垣間見える事が出来る為、この企業に転職するとどうなるのかイメージしやすい口コミが目立つ。
その為、ブラック企業に転職しない為にも、志望先の魅力を見出す為にも口コミサイトを使って
『御社の口コミサイトを見て、○○の部分で魅力を感じ、この度志望しました』
と言って、退職した社員の口コミを見ながら一番作業が大変な志望動機の作成に力を入れるのも良いでしょう。
休職中に辞めたいけど、アピールするものが無い場合
このように転職先の選定や志望動機の作成を休職中に練るのも良いが、転職というのはただアピール内容が練れれば成功するわけではない。
事実、私自身、転職エージェントを使って転職活動をしたのだが、途中から求人が紹介されなくなったり、また転職では採用するつもりがないのに面接で呼ばれるなど、様々な問題があり、苦戦する事がある。
転職というのは、いくら実力があっても転職出来る保証が無く、逆に嘘の情報に振りまわれるケースだってある為、良い企業に転職したいのであれば成功する為の転職の仕方も心得ないといけない。
では具体的にどうすれば良いのか?その方法について如何に載せております。