不正だらけの会社を辞めたい転職成功者の例

働き方・労働環境

『会社がコンプライアンス違反ばかり辞めたい』

『会社の不正がばれた。辞めたい』

『仕事で不正をさせられる。辞めたい』

 

 など不正だらけの会社に就職してしまい、今すぐ辞めたいと考えている人はいると思います。しかし経験のない人や、辞める事を目的にしている人からすると転職の面接では『では弊社で特に働きたいと思っていないって事ですか?』と思われ、転職出来ない人もいると思います。

 

 会社の不正を退職理由として転職活動する場合、辞めたい理由だけでなく、転職先で働きたい理由アピール内容を用意しないといけません。その場合、具体的にどうすれば良いのか?

 

 ここでは実際に不正だらけの会社に就職してしまい、辞めたいと思っている女性社員が無事転職先を確保し、辞められるようになった例をストーリー形式で紹介しております。

 

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不正だらけの会社を辞めた方が良い社員の例

 私は現在、大手金融システムの女性エンジニア(35歳)として働いているが、不正だらけの現場で辞めたいと思っている。というのも、私の開発チームでは『動けばそれで良い』と言う考え方が横行しており、レビューの際、クライアントの条件を満たしていれば、僅かな動作確認でも合格にする風習が出来ていた。

 

 結果、リリース後に不備が発覚し、そしてクライアントから新たな注文を受ける流れが繰り返されている。本来であればクライアントに迷惑をかけたと言う事で再発防止を徹底するべきなのだが、私の現場の場合、

「また新しい注文が入った。だから今期もそれに向けて頑張ろう」

 

 など自分達の不備が新しい仕事に繋がったと考えており、改善の傾向が見られない。

 

 その結果、あまりにも問題が続く為、外部からコンサルタントを雇い、会社の悪い体質を改善するようになった。だから当初、私は『これでやっと真面な仕事が出来る』と安心したのだが、正直なところ、クライアントは貧乏くじを引いてしまったと思っている。

 

 と言うのも、このコンサルタントは、確かにこの現場のプログラミングについての知識は深いが、相談してきた人に対し

『そんな事も分からないの?ちゃんとネットで調べた?』

 

 と、どのように改善すれば良いのか具体的な方法は言わず、どちらかと言うと不備をコンサルタントに教えてしまった事で『この現場にはこんな問題がある』とクライアントに報告し、問題発見の手柄を言うだけで、改善策に対しては

『それじゃあ、どうやって改善するのか、ちゃんと報告して』

 

 と現場の我々に言うだけで終わっていた。

 

 それ故にこのコンサルタントに相談しても自分の首を絞めるだけだと思い、現場の人達は当たり障りのない成果物をコンサルタントに見せ、それをあたかも動くかのように報告する不正行為が横行するようになった。

 

 そんな事をしていればいずれ動かなくなった際、問題が露見するのでは?と思うかもしれないが、私のベテラン社員は不正に対する対策も用意していた。

 

 例えば契約社員の中には準委任契約で配属されている人もおり、未経験な上、責任を問わない契約を逆手に取り、ベテラン社員達は手伝うと称して、問題のあるコードを退場した人達が担当した事にして

『どうやらもう現場にいない社員がやってしまったようですね。これでは責任追及のしようがないので次の依頼時にどのように改修すべきか考えましょう』

 

 と責任逃れをして不正を誤魔化し続けたのだ。

 

 そんな事をしていればいずれそのコンサルタントにバレるのでは?と思うかもしれないが、当然主犯のベテラン社員は転職の準備をしていて、逃げる準備をしている。

 

 その結果、1番現場で真面目に頑張っている社員が改善策やら他人の失敗のカバーしなければならず、一番報われるべき人が他人のツケを払う形になっていた。

 

 そして当然、いずれ時間が足りなかったり、スキル不足で破綻する事になるが、コンサルタントは『一体どうするんだ!』の一点張り。それ故、現場では仕事が追いつかない為、会社に黙って外注(当然、不正アクセス)して外部の人に委託したり、また長時間労働や休日出勤を黙って行うようになった。

 

 その為、情報漏洩や告訴など会社の不正のツケを払ったり、また不正に手を染める日がいつか来そうなので、今すぐこんな会社を辞めたいと思っている。

 

 ただ恥ずかしながら私の場合、不正だらけの会社だけ転職で失敗が続き、辞めたいのに辞められない状態が続いていた。

 

 ただ私の場合、コーチングサービス(転職先や働き方などの相談をしてくれるサービス)を利用し、相談した結果、無事、こんな不正だらけの会社からおさらだ出来た。

 

 その為、不正だらけの会社を辞めたいのに辞められない人も当然いると思われる為、ここからは私の体験談に基づいてどうやって転職で成功すれば良いのか?そのノウハウを述べてみたいと思う。

 

不正だらけの会社を辞めたい場合、どうすれば良いのか?

 

 なぜ不正だらけの会社から転職する事に失敗しているのか?

 

 その理由として面接では『ではどうして弊社で働きたいの?』と志望動機を聞かれるのだが、辞める事が目的であるせいで、特に志望先で働きたいと思わない状態で転職を始めている。

 

 結果、面接で今の会社を辞めたい理由は述べられても、その上で『なぜ御社を志望したいのか?』述べる事が出来ない為、話が平行線となり、不採用通知を貰う事になってしまう。

 

 他にも不正だらけの会社に勤めていたせいでスキルが中途半端、または誤魔化すスキルばかり身に着いてしまったが為に人様にアピール出来る経験がない。

 

 だから今の私が転職で成功する為には『なぜ転職先で働きたいのか?』そして『その転職先が欲しいと思えるアピールしないといけない』などの対策を練らないといけない。

 

不正の無い会社に転職する為にはどうするべきなのか?

 私の場合、コーチングサービス(転職で成功する為の相談サービス)を利用して、自分の望む転職先は何処なのか?そしてその企業に転職する為にどのような志望動機を言えば良いのか?相談する形を取った。

 

 例えば転職先の選定についてだが、これは辞めたい理由をより明確にする事で志望動機を作る事に成功した。

 

 事実、不正ばかりする会社を辞めたい場合、当然不正以外の方法で成果を上げる会社に転職したいのが一般的な流れだろう。

 

 ただそもそも不正が起きにくい会社ってどんな企業なのだろうか?

 

 実際に会社内部を見ないと分からないと思うが、コーチングサービスの人に相談したところ、口コミサイトを使ってみる事をオススメしてくれた。

 

 そして口コミサイトを見てみると、不正をしている会社なのでは?と思われる口コミが結構見つかる。例えば

金融商品の販売を行っているのですが、ノルマが厳しく、逆に押し売りのような形で商品を売っている営業マンの方が評価されている為、まっとうな仕事をしたいと思い退職を決めました。

年功序列の制度が残っており、仕事が出来る若い社員よりも、長く残っているベテラン社員の方が給料を多くもらっている構図になっています。おまけに、事務整理を評価制度に伴い、上司が部下で仕事を押し付けても、チーム全体の評価として見られてしまう為、出来る社員がチームの仕事を全て背負う職場になっております。

 

 その為、優秀な社員が続々と辞めており、一人当たりの作業量が増えていく関係上、長時間労働が余儀なくされ、こんな会社で働きたくないと思い、現在転職活動をしております。

不祥事が発覚した事に伴い、第三者委員会が設置され、様々なチェック体制がしかれるようになっています。ただ問題なのは食事で外出する際も上司の許可が必要など、細かすぎるルールが多い為、結果、あまり動かない人の方が報われ、頑張って行動する人ほどルール違反せざるを得ない状態になっています。その為、頑張る人ほど細かいルールを破り、そしてルール違反を隠ぺいする割合が多いので、真面目な人ほど報われない会社なのでは?と思っています。

 

 など、成果主義の導入に伴い、不当なやり方でも評価されてしまう会社、並びに年功序列による評価制度に伴い、出来る人ばかり苦労する口コミも見かける。

 

 このように自分の会社の特徴を踏まえた上で、なぜ辞めたいのか?そして転職先を志望する上で、上記のような不当な方法で成果を上げるような口コミが少なかったので御社を志望しました。と1つの志望動機が出来上がる。

 

 その為、転職活動をするのであれば、口コミサイトを利用して、ブラック企業を探したり、また志望動機を作り上げたりなど、日頃から情報収集に徹していけば良い

 

 

 

不正だらけの会社を辞めたい場合、自分の同じ人間なのでは?と疑われないようにする為には

 ただそれで不正が無さそうな会社に転職しようとしても、自分も同じように不正に手を染めている人間なのでは?と疑われてしまう事がある。

 

 事実、私の現場では不正がバレる前にベテラン社員は危なくなる前に逃げている。恐らく面接官は私の話を聞いて、私もその中の一人なのではないか?と疑っているのだろう。

 

 だから不正ばかりしている会社を本当に辞めたい場合、不正を正す事が出来なかった事と、もし可能ならこのように不正を正します、など不正をしない人間性をアピール出来た方が良い

 

 その為、もし面接で不正をする人間だと疑われた場合、不正が起きる原因と、その原因の対処法を言えた方が良い。

 

 例えば私の場合、不正が起きていた原因として

・ 品質管理が不十分な現場である為、出戻りが多く、改善する傾向がない

・ 問題発覚後、改善策ではなく責任追及する傾向にあり、根本的な解決になっていない

・ 優秀な人に仕事を押し付ける環境である為、優秀な人から離職しやすく、スキル不足による問題が大きくなる

 

 など説明し、不正を正す方法として短期間で品質向上を目指す必要があり

1,テストの優先順位を決める
2,Seleniumなど自動化テストを導入する
3,テスト結果の共有

 

 上記3つを意識して効率的にテスト業務を行うべきと述べた。

 

 なぜ上記の3つかと言うと、SQLインジェクションや、酷い場合、ログイン時のパスワードがパラメーターで暗号化されずに表示されていた事から、スキル不足によって脆弱性が発生するのを防ぐ為、テストの優先順位や結果共有を意識した、と述べた。

 

 この手の提案は実際、私ではないが、別の出来る先輩が全体会議で述べていた事だった。だからこれで案を受け入れて改善されれば問題なのだが、あのコンサルタントは

『そんな時間どこにある?今はお前達のスキル不足が原因で遅延しているわけだから、それを解消して時間的に余裕が出来てからやるべきだろ?非現実的な事を述べるな!』

 

 と言って、今までのやり方を強要

 

 このように不正が発生する原因を述べ、その解決策が妥当なのであれば不正に手染める人と見られなくなり、逆にそのやり方を反対した会社なのであれば辞めた方が良い、という話になる。

 

不正だらけの会社を辞めたい場合のアピールの練り方

 

 と、このように辞めたい理由を述べられるようになっても転職活動で肝心なのは自分がその企業に入れるほどのアピールが出来なければ意味がないという点だ。

 

 前回の私の転職活動の場合『今の会社でどんな経験を積みましたか?』と聞かれてもクライアントの目を盗んで責任逃れする方法、適当な仕事のやり方しかアピール出来なかった。

 

 おまけに当時の私は転職エージェントを使っていたのだが、エージェントって言うのは企業から紹介料を貰う関係上、転職希望者に志望先に有利になる具体的な情報を与えるのは原則禁止になっていて、まぁ、参考となるアドバイスはくれない

 

 だから最終的にエージェントサービスではないが、コーチングサービスという転職する事を前提としなくても相談してくれるキャリアコンサルタントサービスを利用した。

 

 んで前置きは長くなったが、不正ばかりする会社を辞めたい場合どうすれば良いですか?とコーチングサービスの人と相談した結果、

『不正だらけの会社に嫌気をさしたのだから、不正を防ぐ働き方をしたい!って言い方なんてどうかな?』

 

 と告げられ、ITエンジニアの中にはセキュリティを専門とした分野がある為、セキュリティを意識したIT企業に転職するのも1つの手だと言われた。

 

 エンジニアの場合、要件に見合うプログラムコードを書くのも大切だが、システムの質を上げていく為には不具合を修正するだけでなく、一度作成したプログラムを全て動かしデグレがないかを確認するアクションも必要

 

 私の会社では要件を満たしているのであれば、1つのデータで一度きりの動作確認でOKを出す企業である為、当然、中途半端な開発により不具合やデグレが発生している。それ故、良いシステムを作る為には開発し、大量のデータで大量のテストを行うのが大事で、テストの効率化や動作確認などに力を入れている企業に転職するべきなのでは?とアドバイスを受けた。

 

 結果的に私は転職先としてUipathやSelenium、Jenkinsなど自動化関連のテストに力を入れ、回帰分析の回数を増やしていくエンジニアを目指す話でまとまり、QAエンジニアを募集している企業を目指す事になった。

 

不正だらけの会社を辞めたいのであれば実際成功している例を入手する

 転職活動をしていて分かったのは不正だらけの会社を辞めたいなど、単なる辞めたいだけの転職活動であれば、実際にその会社を辞めて転職に成功している人の例を手に入れる事が重要。

 

 実際、私が先ほどから語っている面接の際、私自身も不正を働いているのでは?と疑われる場合の対処法や、優良企業を見つける方法など、コーチングの人からのアドバイスである。

 

 正直、不正だらけの会社なのでアピールの仕方が見いだせなかった私だったが

『なぜ不正が起きるのか?』
『その不正防止の為に具体的にどんな事をすべきなのか?』
『その手の思いを実現する事が出来る働き方と志望先は何処なのか?』

 

 など考えるべき事を教えてくれて、そしてアイデアを提供してくれる人がいてこそ、成功出来たと思っている。

 

 だから自分の待遇を説明して、そして自分の求める企業アピールの仕方について相談したいのであれば、コーチングサービスは1つ手だと言える。

 

 ただ問題なのはコーチングサービスというのは費用が20万もする為、高い。

 

 しかしその分、自分の年収が200万であれば、年収が400万にしたり、仕事と育児を両立させる為にはどうすれば良いのか?継続してサービスを続けてもらえるための有意義な情報を提供してくれる。

 

 まぁ、どんな経験をしているかで断られる事もあるのだが、私の場合、初回の無料相談で今の状態からどのように脱却すれば良いのか聞いた結果、先のQAエンジニアを目指す話になった為、20万払って100万円手に入れる気持ちが頑張りたい、また私のように自分の強みが思い浮かばない人であれば、利用してみるのも1つの手だろう。

 

 

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