『正社員なのに辞めたいなんて甘え!』
『新卒で直ぐ辞めたいなんて甘え!』
『辞めるなんて簡単だ。甘えているとしか言いようがない』
仕事を辞めたいのは甘えなのか?
不景気の中、せっかく正社員の職を持っているのに、みすみす捨てると言うのは甘えなのでは?など仕事を辞めたいけれども、辞める事が正しいのかどうか判断出来ない人はいると思います。
しかし実際に職場の先輩方を見てみると、儲からない仕事を黙々とやり続けたり、理不尽な事をやり続けて体や精神を壊すなど将来自分がそこで働いているイメージがつかないのであれば辞めた方が良いケースもあります。
それ故、仕事を辞めたいのは甘えなのか?と悩んでいるのであれば、今の自分の立場を客観的に判断してくれるベテランの人の意見を踏まえながら考えた方が良いです。
ここでは実際に「仕事を辞めたいの甘えなのか?」と悩む人に対し、どうすれば良いのか?人材コンサルタントの視点で具体的な解決策を紹介しております。
仕事を辞めたい場合の甘え、甘えではない分岐点とは?
『今の仕事を辞めたいのですが、これは甘えでしょうか?』
と俺の所には嫌な仕事、またはやりがいを感じないせいで今の仕事を辞めたいと相談しに来る人が結構いる。
俺はキャリアコンサルタントとして働いているが、上記のように仕事を辞めて直ぐ逃げ出すのは甘えなのでは?と悩み、結果、成功、または失敗してしまう例を見てきた。
仕事を辞めたい。しかし正社員という職を捨てる事、新卒して僅か半年、または辞めた後の事を考えてないなど甘えなのでは?と考えがまとまらない人がいるかもしれないが、この手の悩みは辞めても辞めなくても解決しない事例がある為、ここでは根本的に解決する為に必要な方法について紹介しようと思う。
まず俺の個人の主観であるが、甘え、甘えではない分岐点は以下の例だと思っている。
甘えと考えられるケース:
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少しの困難やプレッシャーに直面しただけで、すぐに辞めたいと考えるケース。
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何度も同じような理由で仕事を辞める繰り返すケース。
甘えとは言えないケース:
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身体的・精神的な健康が悪化しており、仕事を続ける事が困難なケース。
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仕事の環境が悪く、ハラスメントや過労死が問題となっているケース。
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自分のキャリアや人生に対する目標が明確で、現在の仕事がそれに合致していないケース。
例えば運送会社で働いてた人の例だが、運送業界の場合、きつい仕事や多少注意されただけで辞めてしまう甘い人もいるが、一方で運送業界は重い荷物を長時間運搬する関係上、体力が求められる仕事でもあり、向いていない人もいる。
事実、大手運送会社で働く女性配達員が俺の所に相談しに来たことがあるのだが、
『20代であれば出来た仕事も30代になると体力的に厳しく、恋人が出来たので、辞めようかなと思っていたのですが上司より”仕事を辞めたいなど甘えだ!”と言われ、辞めた後はどうするのか?辞めた後、どうやって恋人を支えるのか?根彫りはぼり聞かれて自信をなくし、考えが甘かったのでは?と辞める事を躊躇っています』
と言ってきて、まぁ、辞めたいけど、辞めた後、どうすれば良いのか考えがまとまらないのでどうしたら良いのか?と相談してきた。
上記のように運送会社問わず、世の中には劣悪な労働環境で働く、または将来性のない斜陽産業で働いている人もいる為、キャリアアップの為にも今すぐ辞めた方が良い例もある。
『仕事を辞めたいのは甘えではない』と思い、辞めようとした末路
ただ世の中は酷い事にブラック上司の言い分に屈せず辞めようとしても、辞められないハードルの高さが存在する。
先ず辞める場合の転職先の確保である。
転職先を見つける上で当然、面接をするのだが中には辞めたい理由を述べて
『君が今の会社を辞めたい理由は分かったよ。でもなんでわが社を志望したの?』
と転職先で働きたい理由について聞かれてしまう。
劣悪な労働環境、家族の為に、将来の為に、など辞めたい理由は色々とあるけど、その辞めたい理由をいくら言っても個人的な事情であり、特に志望先の会社で何かを頑張りたいという理由には繋がらない。だから転職で成功する為には志望先で何をしたいのか語らないといけない。
そして結局、辞められず、今の会社で働き続けるパターンに陥るのだが、このように辞めた後の計画性が甘く『やっぱり仕事を辞めるのは甘えなのかな?』と思ってしまう人がいる。
ただ俺から言わせれば転職で失敗したから辞めないのも甘えだと思っている。
というのもこの女性配達員の場合、その後、辞めていないせいか
『お前は良く働くね。ならご褒美だ』
と言われ、役職を上げて、配達業務だけでなく中間管理職の仕事も増えたせいで、当然、更に休みづらくなり、体を壊す羽目になる。
おまけに恋人とも多忙で中々会っていなかったせいか愛想が尽きて別れ話まで出て、今の仕事が続けられなくなるだけでなく、周囲の人間関係まで悪化する事が起こった。
『仕事を辞めたいのは甘え』の問題を解決するには?
このように仕事を辞めたいのは甘えと言うが、辞めても転職で失敗しても報われず、だからと言って働き続けても将来性が無いのであれば、辞めたい時に辞められるようになる事が悩みを解決する糸口になってくる。
そもそも『仕事を辞めたいのは甘えなのでは?』と考えてしまう人の特徴として、今の自分の現状をどのようにすれば抜け出せるのか?考えられない人が多い。
だから自分の事を客観的に見てくれて、どのようにしたら良いキャリアアップするべきなのか?ベテランの人に相談してみた方が良い。
事実、誰でも出来る仕事だと良い企業に転職出来ないと諦めている人もいるが、研修が充実していて未経験からでも伸びる企業もあるし、会社のスキルアップや社会保障制度を使って必要な福利厚生を得られる人もいる。
だから仕事を辞めたいけど、甘いと悩んでいる場合、コーチングサービスなど転職を前提としないキャリアアップ相談サービスを利用してみると良いかもしれない。
このコーチングとは転職や副業などの分野のベテランであり、今の状況からどのように改善していけば良いのか相談してくれるサービスだ。
実際、俺が先ほどの説明した配達員の話だが、今の企業を辞める場合、当然、転職先やアピール内容を練らないといけないが、この手の問題は辞めたい理由を深堀していくと解決していく。
というのも納得いく転職活動をするには転職先に辞めたいと思える要素がない事を説明しないといけなくて、そしてどんな仕事であれば辞めたくないのか?語れるようになれればアピール内容もおおよそ検討がつく。
例えばコーチングサービスでは実際に配達員が仕事について色々と聞いて、自己分析や業界分析を手伝ってくれて
〇配達業務で辞めたい理由として
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長時間労働による体力的・精神的負担
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一人当たりの業務が多く、ストレスがたまる
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給与が低い、待遇が悪い
〇配達業務でやりがいに感じる要素として
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配送物の安全・迅速な配達ができた時の達成感
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運送ルートの最適化やトラブル対応など自分が判断力があったが場面
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車両のメンテナンスや運搬物の整備など自分自身の技術力が上がった事
上記のような分析をして『ではどの企業が有力な転職先か?』となると
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物流企業の管理部門:輸送管理や在庫管理、品質管理など、物流に関わる業務
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自動車メーカーの整備・点検部門:自動車のメンテナンスや整備、点検
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デリバリーサービスの運営・管理:配送側ではなくシステムを統括する側
んでアピール内容の場合、自分の経験と志望先の業務を結びつける話が出来れば良い。
例えば
物流企業の管理部門には、配送ルートの最適化や在庫管理、品質管理など、様々な業務があります。私は配送物を安全に運ぶ上で、迅速にお届けする為に努力してきました。
例えば配送ルートの最適化に取り組む事で、ドライバーの運転時間を短縮し、より効率的な配達を実現した事があります。具体的には地図の渋滞だけでなく、小学校の通学時間や病院の送迎バスの時間も考慮して最適なルートを算出し、効率的に配送した事があります。
また在庫管理に取り組む事で、お客様からの注文に迅速に対応し、配送物の迅速なお届けも実現させた事があります。他にも品質管理に取り組み、配送物の品質を保証し、お客様からの信頼を獲得する事もありました。
例えばFIFO法やクロスドッキングの経験や、実際に在庫管理のデータ分析を行っているツールを使って、需要予測を行い、品切れを防いだ事があります。
など志望先の業務がどんなモノで、その上で自分の経験がどのように役立つのか?説明出来た方が良いと一例を述べてくれる。
『仕事を辞めたいは甘え?』の解決策まとめ
その為、仕事を辞めたいのは甘え?と悩んでいるのであれば、実際に辞めたい時に辞められるよう業界分析や自己分析などに長けている人からアドバイスを貰う方が良い。
ただコーチングサービスの場合、エージェントサービスとは違い有料で、更に1ヶ月20万もする。
なぜこんなに高いのか?と言うとエージェントとは違い、コーチングサービスは人材紹介ビジネスのベテランの人達が担当し、20万以上の価値を出せるよう、例えばあなたの年収が200万円台であれば、年収400万にするキャリアプランを提案したりする。
エージェントサービスの場合、自分の希望に合った求人を紹介してくれるけど、仕事をただ辞めたい人の場合『希望をまとめてから来てくれる?』となり、ただ同業他社で給料の高い企業を紹介されるだけで終わる。
エージェントとは違い、コーチングは単純に辞めたいだけであれば、今の会社に勤めながら、どのようにスキルアップすれば良いのか?それとも本業の傍ら、副業などで収入を上げる方法はないのかも相談してくれる。
仕事辞めたいのは甘えなのでは?という人の中にはただ働きたくない人もいる。
その為、株とか、賃貸などのFIREを目指す人の為に、今の自分の職業でどんなスキルを身に着けられ、そしてどんな風に副業で稼げるのか?も相談してくれる。
事実、ガラス職人で働いていた人がいたのだが、日本のフィギュアを和風の柄が入ったディスプレイケースに入れて海外に販売したところ年収50万を稼げたケースがある。
このように職人であっても、日本の場合、海外からのブランド力がある為、海外の人達と簡単に取引する為に翻訳アプリやECツールを利用し、日本の商品を転売する方法も相談の範疇になっている。
それ故、このコーティングサービスの人達は支払った金額以上の価値が出せるかどうか紹介無料相談で決め、継続的に利用してもらえるような提案を考える事をしている。
その為、結論となるが、仕事を辞めたいの甘いのでは?と思ってて、しかしこのまま働き続けても、良い将来を迎えない、また転職して失敗してしまうのであれば、最初の無料相談で、今の自分からどのようにキャリアプランを組めば良いのか?相談してみるのも良いと思う。