『三菱電機を辞めたい。しかし良い転職先はあるのか?』
『三菱電機から転職したら後悔する?』
『三菱電機を退職して良い企業に就職する人ってどんな人?』
など三菱電機という大手に勤めたけど、成長性が感じない現場、または上司からパワハラまがいな仕打ちを受け続けると分かり、辞めたい人もいると思われます。しかし大手ある為、福利厚生やブランド力などでは優れており、今の会社より良い企業に転職する事は可能なのか?と考える人もいると思います。
しかし体を壊したり、またはリストラになった上司を目の当たりにするなど、長期的な視点で考えればここより成長出来る企業に転職した方が良いかもしれません。その場合、大手でなくても成長出来る企業、ならびにブラックではない転職先を見分ける必要があります。
その場合、どのように転職活動をすれば良いのか?ここでは実際に三菱電機から転職し、優良企業に転職する事に成功した視点で、転職を成功させる為のノウハウについて説明しております。
三菱電機から転職する理由をどのように説明すれば良いのか?
『なぜ三菱電機から転職しようとしているのですか?』
転職で面接を受けている時、面接官からこんな質問をされた。まぁ、大手である三菱電機から転職するわけだから、不思議に思うのも無理はない。そして大手から転職する理由が説明出来ないと『三菱電機で何かしら問題を起こしたから転職しようとしている』などと勘繰られる為、納得いく説明を要しないといけない。
俺の場合だが以下の3つを説明した
1,安月給で長時間働かされ、労働環境が改善されない
2,自分のスキルが身につかず、非効率なやり方ばかり身についていく事への危機感
3,パワハラまがいな上司と5年間付き合う事になり転職を決意
三菱電機なので20、30代は年収200万円代で働く事になっている
信じられない事かもしれないが、三菱電機は大手でありながら、20代、30代の年収が200万円代なのである。
なぜ大手で三菱電機なのにこんなにも年収が低いのか?その理由として三菱電機の場合、年功序列の評価制度がまだ残っており、年齢が若いうちは給料が低いままなのである。もしこれが20代後半から徐々に給料が上がっていくスタイルであれば問題ないのだが、30代前半の先輩の給与明細を見せてもらったところ、月給25万になっているが、税金など差し引けば未だに手取りは年収200万円だと知り、驚いた。
先輩曰く『三菱電機は仮に高い地位についていなくても40代になってから給料が一気にあがる。だからいくら成果を20代、30代であげても低いままだから、給料目的で努力すると損だぞ』と言ってきた。求人票には年収400万円以上と書かれていたけど、実際は全社員の平均年収が400万という意味で年齢ごとの給料格差が見えない求人内容になっている。
三菱電機なのに長時間労働を強いる労働環境になっている
と、給料の低さには驚かされるが、給料の低さを理由に転職するには動機が少し弱すぎるし、俺だってこの程度で転職しようとは思わない。しかし問題なのはここからだ。実は三菱電機の場合、営業が納期や予算を決める関係上、無茶なスケジュールで働かせる事が多く、長時間労働になりやすい。
これは俺の例だが、新しく配属されるプロジェクトが決まった際、営業が取ってきた案件に参加する事になるのだが、その営業は現場経験者ではない為、納期や予算を正しい試算に基づいて計算されていない事が多く、無茶なスケジュールで組まされる事が多い。
なぜ無茶なスケジュールになっている事が多いのか?これは営業の都合なのだが、現場エンジニアの意見を取り入れると『それだとライバルより高く見積もる事になるから、案件が取れない』言い、現場の意見をより案件を取る事が優先される。
そして当然、安請け合いする営業マンも多く、結果、現場のプロジェクトマネージャー達からは『こんな低予算で短期スケジュールでプロジェクトがやり遂げられるわけないだろ!!』と現場の人達がツケを払う事になる。
要は三菱電機で働くと1日8時間の労働基準法内で収まるわけがなく、長時間労働が勃発。俺自身、サービス残業、ならびに早朝出勤、またはクライアントに黙って仕事を自宅に持ち帰り行うなどをしてようやく仕事が終わる経験を何度もした。
そして運よくプロジェクトを終えても、また次のプロジェクトでも同様な無茶ぶりな案件に携わる事になり、体を壊したり、またはうつ病を発症するなど、危険が隣り合わせの案件にずっと関わり続けるリスクがある。
三菱電機なのにパワハラまがいな仕打ちを受ける
このように長時間労働が日常化していれば、1つの転職理由として妥当なのかもしれないが、三菱電機から転職したい理由は他にもある。それはプロジェクトによってパワハラまがいな仕打ちを受ける事がある点だ。
俺もその被害者の一人なのだが、短期でプロジェクトを行わないといけない関係上、納期に間に合わせる為に上司から無理難題を押し付けられる事が多い。例えば打ち合わせの際『いつまでに終わらせるの?もし失敗したらどうするつもりなの?』と会議冒頭に質問され、仕事の詳細を聞く前に『いつまでに終わらせます』と言質を取ってくる。そして仮に遅れが生じた場合『何で終わらなかったの?この日に終わらせるって言ったよね?』と遅れの原因は甘く見積もった自分にもある、と圧をかけてくるのだ。
パワハラまがいと言ったが、要は責任の擦り付けあいだ。
遅れが生じた場合、その原因は自分ではなく部下のせいであると言えるようにする為に細かい内容は教えず、約束だけを先にさせ、そして仕事を教えるやり方をしてくる。俺の場合はそんな上司だったが、中には教えるのが下手で、間違ったやり方を強要したり、お客様との調整がうまくいかず、遅れた原因は進言しなかった部下にもあるなど、何かしら理由をつけて部下にも責任があるよう押し付けてくる上司もいる。
これを聞くと面接官の中には『会社に労働環境の問題について訴えなかったの?』と尋ねる人がいる。確かに転職より改善を先にするべきだが、三菱電機の場合、改善される見込みは低い。
実際、俺の上司だけでなく同期の上司も『俺は深夜遅くまで働き、上司からも厳しい事を言われて頑張ってきたんだ。だから俺がお前達にしている事はおかしくない』と過去の成功体験のせいでパワハラ紛いの振る舞いが許されている部分がある。
他にも理解のある上司に訴えても、無茶な案件ばかりやらせる事が多い為、時間的に余裕のなさから改善する時間がなく、現状を変えられないまま放置している部分があり、どちらかと言うと『転職した方が良い』と勧められてしまう。
三菱電機の場合、仕事が出来る人の方が報われない評価制度になっている
と、このようにパワハラまがいな事を日常的に受ける現場があるのだが、更に転職した方が良い理由として仕事が出来ない人の方が報われる点だ。
さっきも話したが年功序列の評価制度のせいで年齢が上がれば上がるほど給料は上がっていく。更に問題なのはプロジェクトの成功是非問わず上がっていく為、降格などがなく、仕事が出来ない人も昇進、昇給する。
プロジェクトを成功させないといけない以上、問題を起こしそうな社員には仕事を回さない。そして回されなかった仕事は出来る人に回して出来る人ほど仕事をさせられるのである。実際、無能な上司が定時に帰宅し、仕事の出来る部下に全て丸投げして帰るなんて事を良く目にしてきた。
その為、出来る人は長時間労働が強いられ、体を壊したり、またはうつ病になったりして、退職を余儀なくされる。その為、無能な社員ほど会社に残りやすく、パワハラまがいな事をする上司、または仕事が出来ない上司の下で働く事になれば最低5年は我慢し続けなればならない。
三菱電機なのに非効率的なやり方ばかり経験する事になる
そしてもう1つ転職した方が良い理由として『三菱電機で働いていても良い経験を積めない』という問題がある。
三菱電機の場合、特にこれと言ったマニュアルもない為、教育指導などはない。本来であれば長期の案件であればマニュアルを作るべきなのだが、時間がない、努力しても報われない職場である事が多い為、マニュアル作りは余計な仕事扱いになっている。
要は『分からない事があったら聞け』という事だ。色々なプロジェクトに参画してみると分かるが、やり方は上司によって違い、場合によっては上司の独断や、間違ったやり方でテストをしてしまい、それがずっと気づかずに行ってしまうケースだってある。つまり自分が成長出来るかどうかは直属の上司の指導次第。
そしてダメな上司の場合、大抵は無理難題、または非効率なやり方ばかり押し付けられ、責任を如何に擦り付け合うか、という真面な仕事の仕方を覚えられない。こうなってくると最早、早く辞めた方が得策。
これは俺の体験談だが、俺が実際に転職活動をしている時、『君ってMicrosoft2019って使える?』などとスキルの低さを疑われた事がある。
三菱電機の場合、まるでタイムスリップしたかのように古いシステムで仕事をさせられる事が多い。その1例が今では当たり前のようにMicrosoft2019など新しいバージョンを使う所が多いが、三菱電機の場合、未だにMicrosoft2003で対応してくれ、と言ってくる事が多い。その為、三菱電機の労働環境を知っている人からすると、先の転職時のように、古いバージョンでメールのやり取りをしている可能性があり、新しいウイルスに対応していないバージョンでやり取りするリスクがある為、面接官の中には真面な現場に配属されたか確認する人がいる。
そして三菱電機ではこの不祥事をきっかけに更に働きづらくなっている。
情報漏洩、ならびに不正により、以前より監視体制が強くなっている。具体的には今まで部下の独断で出来た事が上司の許可がなければ出来ない体制に変わった。その為、手続きが複雑になり、今でも無理なスケジュールで時間がないのに更に時間がかかる問題が起こっている。
しかもパワハラまがいな上司の場合、大抵、確認する度に無茶な要求をしてくる。例えば仕事のやり方を見せる以上『もっとこんな機能追加できるんじゃないの?』と言われたり、スケジュールを決める際『もっと早くできないの?』と言われたりする。パワハラ上司と一緒に仕事をする場合、出来る限り自分の仕事は報告するべきではないのだが、三菱電機ではそれを許さない。何かといちゃもんつけて更に酷い要求をしてくる。俺の場合だが、上司から『5日で終わらせたのに、何で同じ仕事を今度は1週間もかかる事になっているの?』と言われる。この仕事は土日に仕事を持ち帰ってやっていた為、実際の労働時間は7日だ。しかし土日を抜かした5日で仕事をした事になっているから、更に短い時間で出来るのでは?と言ってくる。本当は土日持ち帰ったと言いたいが、情報漏洩の観点から外部に仕事を持ち出したと言えず、いつも以上の短い時間で仕事をさせられる。
おまけに無能の上司の場合、古い考え方やツールを使って処理する為、またここで情報漏洩や不正などの問題に繋がる。要は解決しようとすればするほど不祥事が起こりやすい状態になっている。このような状況を目の当たりにしている事から、いつまたトラブルが発生し、パワハラを受けるのではと不安で仕方がない。
三菱電機を辞めた後はどのように転職すれば良いのか?
と、このように転職の際、なぜ三菱電機から転職した方が良いのか?面接官に説明した方が良い内容を事を言ってきたが、では次の質問として『ではどんな企業で働きたいのか?』という質問に答える必要がある。
転職で失敗してしまう人の特徴として『どんな企業で働きたいのか?』この質問に答えられないパターンがある。更に三菱電機という大手を退職する以上『ではどんな企業であれば良いのか?』と大手以外の働きたい理由について述べられないといけない。
この辺の答え方のコツだが、今までパワハラまがいな仕打ち、長時間労働など不当な扱いを受けた事から、労働環境の改善をメインに行っている企業が良いと思っている。というのも三菱電機を辞める理由が労働環境に関する事なので『こういう理不尽な目にあったので、それを改善出来るようになれる人になりたい』という流れは転職理由として申し分ない。
仮に就職した後、その事が出来なくても、就職したらその企業内で自分の出来る事を見つけ、方針転換すれば良い為、転職時に言った事をそのまま貫く必要はない。更に言えば、今、肝心なのは長時間労働で転職する機会があまりない中、転職で成功し、一刻も早く抜け出す事である。
ただここで肝心なのは転職先が見つからないからと言って転職しなければ、また長時間労働で働かされ、転職出来るチャンスを失うリスクがある。いつまでも転職出来ず、無駄な経験ばかり積んでいけば、今後の転職で不利になっていく。その為、案件がひと段落し、比較的時間の余裕が出来た際に転職した方が良い為、早期の転職は必須。
その為、転職先として意識すべきなのは長時間労働などブラック企業ではないかどうかを見分けるだけにとどめ、その後、働いて自分にあったスキルを磨いていく方針を取れば良いと思う。では具体的にどのようにブラックではない会社を見分ければ良いのか?
ここで俺がやった方法だが、実際にその会社の人が会社の労働についてコメントを書いている転職会議のような口コミ転職サイトを利用する事をオススメする。
この口コミ転職サイトとは何なのか?例えば三菱電機の求人票を見てみると年収400万、更に福利厚生やら事業内容について書かれている。しかしその内容だけでは長時間労働や評価制度について書かれていない為、また気づかずに似た企業に就職するリスクがある。それを回避する為に実際に働いた事がある社員のコメントが書かれている転職サイトがあれば、志望先の内部事情を確認しながら良い転職先を見つけられる。実際、三菱電機の口コミを見てみると以下のような事が書かれている。
成長市場に三菱電機ならではの人気商品を販売するだけの会社になっている。正直、今までのやり方の延長線上である為、戦略性がなく、面白みもないし、ブランド力に頼っていて成長性を感じない。新しい事への挑戦を望んでいるが、保守的な組織体制である為、変革が難しく、リスクの高い事に関しては消極的であるとして感じない。
時代にあったスキルを身に着けられる会社ではないと思いました。不祥事の発覚に伴い、監視体制が現在厳しくなっているのですが、ハンコ文化が残っており、承認を得るのに時間がかかり、スピードが以前より格段に落ちました。新しい事を取り入れる事が難しいと感じていましたが、先のハンコ文化からペーパレスによる承認に変える話が出ていますが、3年経っても実現せず、もう諦めています。
おまけに現体制では個人の作業量を増やして会社の新たな方針に答える形になっている為、一人当たりの負担量が年々増え、最早、別途で新しい資格などを得る機会が無い。もう自分の足で歩けるようになる為にも会社から離れた方が良いと思い、転職を検討しております。
三菱電機すべてではないと思いますが、エンジニア軽視の傾向が見られます。実際、エンジニアとしてのスキルではなく、仕様検討、文書作成、マネジメント業務を重要視しており、肝心の開発は子会社に丸投げ、社員自身の開発スキルを身に着ける機会が少ないと思いました。
社員の教育システムに疑問を抱き、上司に何度も訴えましたが、今も変わらず、社会から必要とされる人材に成長する為にも社会で活路を見出した方が良いと思い、転職を決意しました。
と、このように俺が今まで触れている部分についてコメントが書かれていた為、信ぴょう性がある。その為、もし三菱電機に就職する前にこの転職サイトを使っていれば少なからず別の企業を選ぶ、または覚悟を持って三菱電機に就職する流れになっていた為、社内内部の情報を収集する重要性を知る。
更にこの口コミサイトを見てみると、長時間労働や評価制度以外にもその企業ならではの様々な問題も見える。例えば以下のようなモノもある。
・創業時より社長のワンマン経営で全ての方針は社長が決めている。組織全体のスピードに関しては早いが、一方で社長が全て取り仕切っている為、社員からの新しいアイデアは却下されて、下から新しい意見が出ない。酷い場合、現場の気持ちを社長が理解出来ず、的外れな指示をして、混乱させた後、その責任を現場に背負われるなんて事をしてくる。
・事業拡大に伴い、中間層のマネジメント人材が不足している。その為、現在現場に駐在している社員に会社からのサポートが受けられず、独断専行、または身動き転職が出来ない問題が生じている。
など社長の存在や事業拡大に伴う弊害について書かれており、三菱電機で体験した事以外の会社の問題を見る事が出来る。その為、このように会社の労働環境に問題のない企業を口コミサイトで見つけて志望先を選定する上で間違いが起きにくい。
更にこの口コミサイトでは働き甲斐やワークライフバランスについても載っている為、志望動機を参考にする際、実際に働いている社員のポジティブな意見を参考に書く事も可能である。実際、業務改善を謳う企業があり、営業の立場からお客様から提案し、内容を決めていく仕事にやりがいを感じているコメントが多数書かれている企業がある。
少なからず三菱電機に勤め、長時間働いている関係上、転職活動の調査に時間をさけるのは行きと帰りの電車の中ぐらい。その為、スマホ1つで志望先の情報や志望動機として使えそうな情報を集めらえれる方法としては口コミサイトを閲覧し、内容を練るくらいだと思えるので、この方法を使用し、そしていざ時間が出来た際に転職活動を行えるよう、日頃から転職の前準備しておいた方が良いと思っている。